病院のご案内

院長挨拶

 中之条病院は、吾妻医療圏唯一の精神科医療機関です。NPO法人「日本で最も美しい村」連合加盟の中之条町伊参地区内、霊山嵩山の麓、標高537mにあります。里山の景色が残る地であり、自然豊かな環境です。

 現代社会はストレス社会ともいわれ、ストレスは複雑になっており、心の病も増えているだけでなく、多様化しています。また高齢化は急速に進んでおり、認知症を始めとした高齢者特有の心身の不調への対応の必要性も増えています。

 当院の環境は、心の病、心身不調に対して、癒しの効果があるはずです。その恵まれた環境において、患者さんの回復力を高めるため、個々の患者さんに応じた適切な医療を提供していきたいと考えています。

院長 青山 義之

 

沿革

 永年にわたり吾妻医療圏には精神病院がなく精神疾患での受診や入院のときは郡外の病院に依存せざるを得なかった。
 患者やその家族に多大な負担のかかるこの状況を打開しようとして、当時の吾妻郡医師会の執行部は、精神病院を地元に建設しようと考えたのである。
 昭和35年頃のことである。建設資金を始めとする数々の問題を乗り越え、昭和39年9月の吾妻郡医師会臨時総会で「吾妻郡医師会立精神病院建設の件」が議決された。
 そして、昭和40年11月1日、「吾妻郡医師会立中之条病院」が中之条町大字五反田の地に開院の運びとなったのである。この時の精神科の許可病床は107床であった。
 昭和53年3月、病棟の新築を契機に公立病院に移行することになる。即ち「吾妻広域町村圏振興整備組合立中之条病院」に改組され病床数は160床に増床された。運営は、吾妻郡医師会に委託され、ここに全国初の公立民営の精神病院が生まれたのである。
 昭和59年12月、精神科老人病棟63床を増床し現在の223床となった。

概要

名  称 吾妻広域町村圏振興整備組合立中之条病院
設置場所 群馬県吾妻郡中之条町大字五反田3891番地
診療科目 精神科、神経科
病 床 数 223床
敷地面積 32,178m2
建  物 1)管理棟・病床棟(160床)
  ・診療棟(RC造2階建一部BF 3,979.5m2
2)老人病棟(63床)(RC造1階建 1,253.305m2
3)医師研修棟(木造1階建 243.04m2
施設内容
施設の名称 面積(m2 備   考
管 理 棟   748.0 第1期工事(昭和52年・53年度)
病 床 棟 2,813.0 第1期工事(昭和52年・53年度)
診 療 棟   418.5 第1期工事(昭和52年・53年度)
老 人 病 棟 1,253.305 第2期工事(昭和59年度)
医師研修棟   243.04 第3期工事(平成18年度)
病 棟 入 替   424.9 第4期工事(平成26年・27年度)
運営方法 公立民営方式を採用し、運営は一般社団法人吾妻郡医師会
そ の 他 公営企業会計

 

基本方針

安全と信頼

当院は、患者様にはもちろん、家族の皆様、そして病院職員と地域の皆様に、常に「安全と信頼」を提供できるように努め、よい精神医療の実践を目指します。

看護理念

精神科の看護職員として、専門的知識・技術をもとに、こころのこもった質の高い看護を提供します。

看護目標

  1. 安全な看護をします。
  2. 効果的な治療環境を提供します。
  3. 患者様の個別性を尊重した看護を提供します。
  4. 医療チームの一員として、地域・ご家族・院内各部署との連携を大切にします。
  5. 学習し、専門知識を看護実践に生かせる様努力します。